先日ユーチューブにOculusQuest2をワイヤレスPCVR化するための解説動画をアップしました。
するとコメント欄に「つながらない」と書き込みがありましたので、緊急にサポートの記事をアップする事にしました。
まずは、下の図をご覧ください。
この図はOculusQuest2から出力された信号が、SteamVRまでたどりつくまでの経路を現した図です。
OculusQuest2(以下2)からPCにアップする信号は以下の通りすすむと思われます。
- OculusQuest2内VirtualDesktop(以下VD)
- WIFI
- Fire Wall
- PC内(Windows10)
- VDストリーマー
- Oculusソフトウェア
- SteamVR
コメントには「ヘッドセット未検出」とエラーが出るそうです。私も初めて設定した時に同じエラーを経験しました。
このエラーは7番目のSteamVRから出されてはおりますが、どこかに問題があるのかまではわかりません。
SteamVRからエラーが出ているかと言って、SteamVRが問題であるとは限りません。
1から6の途中に問題がある場合でも結局は『ヘッドセット未検出』になる可能性があるからです。
問題がどこにあるのか確認するためには、いくつかの動作テストが必要と思います。
簡単なところから始めてみましょう.
確認1 Windowsバージョンの確認
Windows10にはまれに『N』バージョンと『NK』バージョンが存在し、その場合、 『Media Feature Pack』のインストールが必要となります。
ご自分のPCのマイコンピュータを右クリックして確認しましょう。
『N』バージョンの場合、原因は4になります。
MS公式サイト 『Media Feature Pack』
Media Feature Pack list for Windows N editions
確認2 VDの追加パッチが正常にインストールされているか確認
2(又は初代クエスト)を装着し、VDを起動して下さい。
左の画像は追加パッチ無しの画像で、右の画像は追加パッチが正常にインストールされている状態です。『GAMES』が見えていれば、追加パッチのインストールは行われているはずです。
見えていない場合、SideQuestを利用しサイドロードして下さい。
この場合原因は1ですね。
確認3 Rifts用ソフトをテストプレイする。
SteamVRをインストールしなくてもRifts用ソフトはプレイ可能です。
無料ソフト『ファーストコンタクト』又は『VRChat』を実際にプレイしてみましょう
Rifts用ソフトが利用できるのであれば1~6は正常であり、問題は7のSteamVRにあると思います。
『SteamVR』の再インストール、バージョン確認をしましょう。
2020年10月21日現在の最新バージョンです。
確認4 『OculusLink』でSteamVRをプレイしてみる
『OculusLink』は1~5を別ルートで6にたどり着くので、これで7のSteamVRがプレイできれば、原因は1から5の間あると思います。さらに1、4に問題がなければ原因は2、3、5と絞る事ができます。
5の設定は動画の通り、オキュラスユーザーネームを入力し、チェックは全部入れればOKです。
必ず起動させておいて下さい。
残る可能性は2、3ですが、WIFIとFireWaiiについては、VD公式サイトに簡単な記載があります。
以下VD公式サイトのコピーです。(2020年10月21日)
簡単に書き出します。
アンチウィルスに関しては、一旦オフにして設定してみるのも良いかもしれません。
(元の状態を忘れずに)
色々動作テストを書き出してみましたが、SteamVRはプレイできたでしょうか?
技術者ではない私にお手伝いできるのはこのくらいまでですが、まだうまく設定できない人は遠慮せずにコメント下さい。
また、アドバイスできる方がいらっしゃいましたら自由にコメントお願いします。
OculusLinkの設定方法はこちらです。
Oculus Link セットアップ方法解説
今回の設定を解説した動画がこちらです。
OculusQuest2をVirtualDesktopを使ってワイヤレスPCVR化する。SteamVRを遊ぶ
2020年10月22日 追記
VirtualDesktop公式サイト を日本語化したものを画像ファイルにして貼っておきます。