OculusQuestをPCVR化する方法はいくつかがありますが、一番一般的なのは、公式の「OculusLink」ですね。しかしこの方法ではプレイ時にUSBケーブルが必要となり、快適さを損なってしまいます。
VirtualDesktopを利用したワイヤレスでのPCVR化はとても良いと思いますがすでに紹介しているので、今回はALVRを利用したやり方を解説したいと思います。
VirtualDesktopは1990円の費用が発生しますが、ALVRは無料ですしさらに解像度などある程度自分で設定できるところが良いですね。
ただ、VirtualDesktopと比べると安定していないようで、僕の環境だと接続が切れてしまう事があり、安定度ではVirtualDesktopの方が良いでしょう。
準備するのも
ALVRの設定をするにあたり、必要な物が3点あります。
・VRレディPC
・USBケーブル
・Wifi
PCについてはOculus HOMEに基準となるスペックが乗っています。
特に、グラフィックカードの要求は高くなっています。
※ USBポートは2.0でもOKです。
USBケーブルはOculusQuestとPCが接続できれば、3.0でも2.0でも構いません。もちろんプレイ時には必要ありません。
Wifiは遅延を防ぐため高速なものが必要です。
802.11acが必須になると思います。また、PCは有線が望ましく、同じルータに接続している必要があります。
設定方法
今回は、SideQuestとSteamVRはすでに接続できる状態を想定して、解説を進めます。まだ、どちらも利用していない方は、過去記事もしくは動画を参照して下さい。
SideQuestのインストール
SideQuestのインストール(動画)
SteamVRインストール
なお、設定にはサイトローディングを伴いますので、全て自己責任となります。
手順1 PCにサーバー用ソフトをインストールする
下記リンクよりALVRを提供しているサイトに移動し、ダウンロード(以下DL)します。
ALVR提供サイト
Releases · polygraphene/ALVR · GitHub
最新のバージョンをDLして下さい。
2020年8月現在ですと、「v2.4.0-alpha5」になります。
v2.4.0-alpha5をクリックすると、DLページに移動します。
「ALVR-setup-2.4.0-alpha5.exe」と「ALVRClient-GithubNormalOvr-release-v2.4.0-alpha5.apk」をDLして下さい。
「ALVR-setup-2.4.0-alpha5.exe」このファイルはサーバー用なので、PCにインストールして下さい。
手順2 OculusQuestにクライアント用ソフトをインストールする
OculusQuestとPCを接続し、SideQuestを立ち上げます。SideQuestがOculusQuestを認識すると、緑色のマークが点灯します。
SideQuestのインストールボタンをクリックし、先ほどDLした「ALVRClient-GithubNormalOvr-release-v2.4.0-alpha5.apk」を指定し、インストールして下さい。
左下に「All tasks completed!」が出ればインストール完了です。
手順3 OculusQuestでクライアントソフトを立ち上げる
OculusQuest本体を操作し「ライブラリ」→「提供元不明のアプリ」に進み、ALVRを起動します。「Press connect button on ALVR server」が出たらPCを操作します。
手順4 PC操作
ALVRを起動します。
起動後、初回のみ「About」タブのInstall driverをクリックしてドライバーをインストールします。
Serverタブにもどります。ALVRがOculusQuestの確認に成功するとconnectボタンがでます。
connectをクリックし、Start serverをクリックすると、SteamVRが起動します。
SteamVRが立ち上がり、「VRを開始しています」から「プレイ中」になれば成功です。
OculusQuest本体を装着すると、SteamVRのホーム画面になります。
画面はSteamVRHOMEからVRCHATの起動画面です。
最後にALVRの「Video」タブについて説明します。
Codec(コーデック) 最新のh.265の他、h.264AVCも洗濯できます。
Bitrate(ビットレート) 1秒間に送受信できるデータ量のことです。単位にはbps(Bit Per Second)です。
Resolution(解像度) 100%が2048×1024です。+-25%で変更できます。
Buffer size(バッファ サイズ)データを一時溜めておく場所のことをバッファーといい、その大きさがサイズです。
成功した方お疲れ様でした。ALVRは環境によっては不安定な場合もあり、必ずしも快適とはいいがたいです。
私のPCはグラボが弱いため(GTX1650)なのか不安定な面があり、VirtualDesktopの方が安定しています。
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